ワイパーを持ち上げる
降雪時の変形防止などに役立つ、
ワイパーのサービスポジション。
雨や雪の日にクリアな視界をもたらすワイパーは、重要な安全装備のひとつ。 しかし、出番のない晴天時には見過ごしがちで、消耗や不具合に気づかないこともあるようです。 日ごろのチェックについては「メンテナンス」カテゴリーの「自分でできる愛車チェック」の項目でご紹介していますが、ここではワイパーの「サービスポジション」を取り上げます。
イグニッションスイッチを数秒間ONにしてからOFFに切り替えて、ウインドーワイパーレバーを下に押すと、ワイパーがサービスポジションに移動します。 この状態からワイパーアームを手でつかんで持ち上げることができます。 降雪時に雪の重さでワイパーが変形するのを防いだり、凍結でフロントガラスに張り付いて動かなくなるのを防止します。 ワイパーブレードを交換する時もサービスポジションにしてから作業します。
通常位置に戻すには、ワイパーアームを手でゆっくりフロントウインドー上に移動したあと、イグニッションスイッチをONにしてウインドーワイパーレバーを下に押します。 なお、ボンネットが少しでも開いていると、ワイパーは作動しないのでご注意ください。