クルマづくりを新たな時代へ
高度な技術と機能を「民主化」する、
革新的なMQBコンセプト。
自動車の開発と生産を新たな時代へ進める、革新的なコンセプト。それが、フォルクスワーゲンの導入した「MQB」です。 ドイツ語の「Modularen Querbaukasten」の頭文字を取ったもので、英語で表すと「Modular Transverse Matrix(モジュラートランスバースマトリックス)」となります。
MQBとは、クルマを構成する各部位を「モジュール」と定義し、そのモジュールを最適に組み合わせて製品を作り上げるというもの。 フォルクスワーゲングループでは、パワートレインやサスペンション、ステアリングシステムなど多くの機能が集まる前輪からアクセルペダルまでを、多くのモデルで共有化。ホイールベースやトレッド幅が違う車種も、同じラインで作ることを可能にしました。 生産が大幅に効率化され、コストを削減できるのです。
これにより、ラグジュアリークラスのみに採用されていた技術や装備を、より多くのモデルに展開できるようになりました。 主要なコンポーネントを刷新することで、性能と品質のさらなる向上も実現します。
このコンセプトを採用して開発されたGolfは、プリクラッシュブレーキシステムなどクラスの基準を塗り替える高度な安全装備を網羅。 ボディを最大100kgも軽量化し、内外装の質感をさらに高めるなど、完成の域と言われた先代モデルから驚くほどの進化を遂げました。 2013-2014日本カー・オブ・ザ・イヤーでは輸入車初の受賞という快挙を成し遂げています。Golf Variantもひとクラス上の安全性や快適性を実現。 燃費を大幅に向上し、格段に広く使いやすいラゲージスペースを備えています。
MQBは今後もさまざまなモデルに導入され、高性能・高品質なクルマを多くの人に提供するというフォルクスワーゲンの理念を未来へ広げます。